朗報!【奇兵隊日記完全復刻】
朗報です。(^^ゞ

本日の朝日新聞朝刊の中に以下の記事を見つけました。


【奇兵隊日記の完全復刻】

欠落埋まる「維新見る窓口」

幕末・明治維新期に長州藩で編成され、動乱を戦い抜いた軍事組織、奇兵隊。その当直隊士が書き残した「奇兵隊日記」の完全復刻版『定本奇兵隊日記』が、山口県徳山市のマツノ書店(松村久社長)から今月末に出版される。
奇兵隊評価は維新史全体の解釈にも影響を及ぼす問題で、十年かけて整備されたこの基礎史料は維新史研究のかぎとなりそうだ。
奇兵隊は一八六三年(文久三年)、高杉晋作によって創設された。
志を持つ農民や商人の参加を認め、藩の正規軍「正兵」に対する「奇兵」、ゲリラ軍の意味も持つという。
「奇兵隊日記」の原本は、品川弥二郎が京都に建てた霊廟「尊攘堂」に納められ、現在は京都大学付属図書館が所蔵、「尊攘堂本」として知られる。
写本は、山ロ県文書館の「毛利家本」、東京大学史科編纂所の「史談会本」などがある。
一般には、活字化された日本史籍協会叢書の『奇兵隊日記』全四冊が流布している。

しかし、研究者の間では、写本からとったこの『奇兵隊日記』には誤読や欠落が多いという定説があった。
田中彰・札幌学院大学教授(維新史)が「尊攘堂本」に基づく復刻と再編成を松村さんに持ちかけたのが十年前。
山口県文書館の元専門研究員田村哲夫さんが、交通事故による体のまひを乗り越えて解読・校訂をすすめ、完成させた。

『定本奇兵隊日記』は全五巻、二千四百ページ。原本が紛失している巻は「毛利家本」をとり、編年で配列した。
新資料として五千三百人の人名索引、絵図四十九枚などを付けた。
監修の田中教授は「奇兵隊日記は維新を見る窓口として最も重要なキーポイント。欠格があるため分からない問題があった」と話す。
維新史研究の井上勝生・北海道大学教授は「学問的な検討に堪える正確なテキストだ。未公開だった戊辰戦争の作戦図などの絵地図も加わり、研究がやりやすくなった。奇兵隊の位置づけは維新論争の争点だったが、ここ十年は研究が下火なので、これを機に盛んになることが期待できる」と評価している。


あの『奇兵隊日記』の全貌が明らかになるというもので、今から楽しみですが・・・

ここで問題が発生いたしました。^^;

定価八万円!! ^^;

一括支払いは、ちと!しんどいです。

(注:2015年6月時点で、37800円・54000円で販売されています。)

問い合わせはマツノ書店(0834-21-2195)

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